熱が38℃であっても顔色が悪く、手足が冷たい場合には温めてあげます。
熱が上がりきって顔が赤らみ、手足が暖かくなってから冷やすようにしましょう。なお、冷却の効果は額よりも、「腋の下」や「股の付け根」などの血流の豊富なところの方が効率的です。
子どもの好きな消化しやすい食事を与えましょう。発熱や下痢嘔吐がある時は食欲がないのが当然です。発熱期間中は水分摂取が出来ればよいと考えます。水分摂取も出来ず、ぐったりして尿量も減ってくる場合は受診してください。
高熱でなく、全身状態がぐったりしていなければ、シャワーや入浴はかまいません。ただし長湯は避け、湯ざめには気を付けましょう。
まず熱冷ましのお薬は、あくまでも熱を下げるためのお薬であって、病気を治すお薬ではないということを理解して下さい。
熱があってぐったりして、水分も取れないのであれば解熱剤を使って熱が下がったところで水分摂取に努めましょう。お子さんが眠っていたり、熱があっても元気で水分摂取も良好であるならば解熱剤の使用は不要です。なお、解熱剤は飲み薬・座薬のどちらでも構いません。
5分以上つづくけいれん・ひきつけは救急車を要請しましょう。5分よりも短い場合でもご心配であれば救急車を呼んでも大丈夫です。